ワイパーについて
雨の日にクルマを運転するのに必要不可欠な「ワイパー」。今日は、ワイパーについて色々語らせていただきます!!
BMW純正ワイパーブレードの良さもご理解いただけると思いますので、少々長いですがお付き合いください。
●ワイパーの歴史●
現在の車両では性能こそ飛躍的に進化していますが、ガラス面をゴムで拭きとる(厳密にはガラス面に水の膜を作っています)というワイパーの原理は変わっていないのです。
諸説ありますが、自動車用のワイパーが誕生したのは1910年代。トリコ社(アメリカ)の社長が雨の日に車を運転し、前が見えず走行中の自転車にぶつけてしまったことからワイパーを開発したそうです。ただ、このときのワイパーは車内からレバーを手動で動かすタイプでした。これでは動かすと疲れるし、運転にも支障が出ますね。。
その後、真空式ワイパーというものが開発されましたが、エンジン回転数によってワイパーの速度が変わるという欠点がありました。現在使われている電動モーターで動かすワイパーは、1926年にロバート・ボッシュ社(ドイツ)が開発しました。
●ところでBMWのワイパーはなぜ一体式のワイパーなのでしょうか?
昔の車両では鉄のワイパーブレードでゴムのみ交換でしたが、現在ではBMWをはじめとする輸入車・国産車もフラットワイパーを多く採用しております。
鉄のワイパーブレードでは拭き取り支点に間隔があり作動時の力が均等にならない事があり拭き残しが発生してしまうデメリットがあります。
ところがフラットワイパーでは、ブレードとラバーが一体となり支点が均一に分散されるのでラバー部とガラスの接着面に浮きがなく、拭き残しを防いでくれます!!
●デザインも意味があります!ご存じでしょうか??
BMWでは、Evodiumスプリングを組み込んだワイパートラックで、フロントウィンドウ全体に均一に圧がかかります。また、ジョイントやフレーム構造をなくしたことにより、エアロダイナミックス性能(空力性能)が大幅に向上し、ノイズを22デシベルに低減しております。木の葉のふれあう音が約20デシベル程と言われていますから、とても静かですよね!また、冬季のブレードへの着氷も防ぐことができます。
結果、優れたワイパー効果とローノイズの作動音の両立を実現しております!!
ワイパーひとつにしてもこれだけの性能が詰まっているのです!驚きですね!!
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